
天逆毎
天逆毎(あまのざこ)は、日本の女神。俗に、天狗や天邪鬼の祖先であるとされている。
出どころ: ウィキペディア「天逆毎」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。
概要
江戸時代の百科事典である『和漢三才図会』(巻44「治鳥 付 天狗 天魔雄」)では「ある書」からの引用として、神であるスサノオが体内にたまった猛気を吐き出し、その猛気が形を成すことで誕生したとされる。姿は人間に近いものの、顔は獣のようで、高い鼻、長い耳と牙を持つ。物事が意のままにならないと荒れ狂う性格で、力のある神をも千里の彼方へと投げ飛ばし、鋭い武器でもその牙で噛み壊すほどの荒れようだとされている。また、天邪鬼のように物事をあべこべにしないと気の済まない性格で、前のことを後ろ、左のことを右などと言ったという。
自らと同様に、自分ひとりで子供の天魔雄(あまのさく)をもうけるが、後に天魔雄は九天の王となり、荒ぶる神や逆らう神は皆、この魔神に属した。彼らが人々の心に取り憑くことによって、賢い者も愚かな者も皆、心を乱されてしまうとされている。
江戸時代の僧侶・諦忍は『天狗名義考』(1754年)で、この天逆毎・天魔雄を「日本天狗ノ元祖ナリ」と評し、また「天狗」に対して「あまのざこ」という訓読を付けているが、他の書にはこの説は見られない。
天逆毎・天魔雄は、鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』(1779年)でも描かれている。
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