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平四郎虫

読み
へいしろうむし
出る土地
山梨県
種類
虫

平四郎虫(へいしろうむし)は、山梨県西八代郡六郷町(現・市川三郷町)に伝わる伝説。および、その伝説中に登場する虫。

出どころ: ウィキペディア「平四郎虫」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

伝説

その昔、葛籠沢(現・市川三郷町)のある村で、金持ちの家の土蔵の宝物が盗まれたという騒ぎが起きた。しかし土蔵には、壁に小さな穴があったものの、子供でも入れないような小ささであり、どうやって中に入ったのかは誰にもわからなかった。騒ぎを見物していた者たちの中で平四郎という男が「そんな穴に入るのはわけない」と言い、穴のふちにゴザをあてがって体をうまく滑らせ、中にもぐりこんで見せた。村人たちは驚き、平四郎は日が経つにつれて土蔵破りの犯人と噂されるようになり、ついに役人に捕らえられてしまった。

平四郎は必死に無実を訴えたものの、無実を証明することはできず、村人たちも嘆願することはなかった。無実の罪で罰せられることになった平四郎は、役人や村人たちに「必ず怨みを晴らしてやる」と言い残しつつ、首をはねられた。

その翌年から、村中に見たこともない虫が現れ、鼻がちぎれるほどの悪臭を放ち、畑という畑の作物を次々に黒く枯らしていった。さらに被害は近隣の村々にまで及んだ。人々は平四郎の呪いと恐れ、怨霊を鎮めるために小さな堂を建てて平四郎の霊を祀ると、ようやく怪虫の害は鎮まった。

以来、村人たちは、この怪虫を「平四郎虫」または「オオガ虫」と呼び、件の堂を「オオガ堂」と名づけ、毎年2月13日に平四郎祭りを行うようになったという。

別説では、平四郎はかつては村人たちと共に働いて暮らしていたが、両親に死なれてから人が変わり、働くのが嫌になっていつも山で遊びほうけるようになったため、彼が捕らえられた際、村人たちは遊んでばかりの彼に味方しようとしなかったとされる。

記事の「伝説」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。