あやかしを視るα版
人魂(鳥山石燕『今昔画図続百鬼』)
絵:人魂(鳥山石燕『今昔画図続百鬼』)。鳥山石燕、1779年(Public domain)出どころ

人魂

読み
ひとだま
種類
火

人魂(ひとだま)とは、主に夜間に空中を浮遊する火の玉(光り物)である。古来「死人のからだから離れた魂」と言われており、この名がある。

出どころ: ウィキペディア「人魂」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

概説

古くは古代の文献にも現われており、現代でも目撃報告がある。また同様の現象は外国にもあり、写真も取られている。

万葉集の第16巻には次の歌が掲載されている。

鬼火(おにび)、狐火などとも言われ混同されることがあるが、人魂は「人の体から抜け出た魂が飛ぶ姿」とされるものであるので、厳密には別の概念である。

形や性質について語られる内容は、全国に共通する部分もあるが地域差も見られる。余り高くないところを這うように飛ぶ。色は青白・橙・赤などで、尾を引くが、長さにも長短がある。昼間に見た例も少数ある。

沖縄県では人魂を「タマガイ」と呼び、今帰仁村では子供が生まれる前に現れるといい、土地によっては人を死に追いやる怪火ともいう。

千葉県印旛郡川上村(現・八街市)では人魂を「タマセ」と呼び、人間が死ぬ2,3日前から体内から抜け出て、寺や縁の深い人のもとへ行き、雨戸や庭で大きな音を立てるというが、この音は縁の深い人にしか聞こえないという。また、28歳になるまでタマセを見なかった者には、夜道でタマセが「会いましょう、会いましょう」と言いながらやって来るので、28歳まで見たことがなくても見たふりをするという。

記事の「概説」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。