あやかしを視るα版
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イクチ

読み
いくち
出る土地
茨城県
出る場所
海

イクチは、日本に伝わる海の妖怪。津村淙庵による『譚海』、根岸鎮衛による『耳袋』などの江戸時代の随筆に記述がある。鳥山石燕の「あやかし」画も、この妖怪を描いたものとされる。 全長はとてつもなく長く、夜になると船を乗り越えてくるが、1、2刻(あるいは2、3日)の長時間をかけてやっと船を越えおえるという。後には大量の油を残し、汲みださないと沈没するとされる。

出どころ: ウィキペディア「イクチ」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

譚海の記述

『譚海』によれば「ゐくち」は常陸国(現・茨城県)の沖にいた全長の長い怪魚とされる。夜のみにしか見られたためしはなく、船をよじり超えて長い時間をかけて通過してゆく。体表からは粘着質の油が大量に染み出し、乗られた船はこれを汲み取らないと沈没してしまう。油は「フノリ」状で、後には甲板はヌルヌルとなり、前にも後ろにも歩きづらくなる。

太さはさほどでもないが、体長が数百丈(100丈=333メートル)にも及ぶため、通過するのに1、2刻(3時間弱)もかかる。

記事の「譚海の記述」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。