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印旛沼の怪獣

読み
いんばぬまのかいじゅう
別名・土地での呼び名
印旛沼主/印旛沼出現怪獣/印旛沼堀割筋出現怪獣
出る土地
千葉県
出る場所
川・淵・沼

印旛沼の怪獣(いんばぬまのかいじゅう)とは、江戸時代の1843年(天保14年)に今の千葉県北部である下総国の印旛沼に出現した正体不明の存在。不思議な力を発して江戸幕府の役人13人またはそれ以上を瞬殺した。別名には印旛沼主(読み不詳)、印旛沼出現怪獣(いんばぬましゅつげんかいじゅう)、印旛沼堀割筋出現怪獣(いんばぬまほりわりすじしゅつげんかいじゅう)などがある。

出どころ: ウィキペディア「印旛沼の怪獣」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

伝承

印旛沼干拓事業の一環として、1843年(天保14年)に印旛沼の水を江戸湾に流す水路開削工事(堀割工事)が行われていた中で発生した騒動である。

怪獣事件を伝える記録は、当時の工事役人が天保14年9月2日(西暦:1843年9月25日)付で提出した報告書として残されている。

これによれば、印旛沼にて工事中、「弁天山」付近の底無し沼から濁り水が噴出する現象が発生した。その区画の普請を担当していた秋月藩の役人が見回りしていたところ、突然、暴風雨が起こり、水中からこの怪獣が出現した。『年代記』や『密説風聞書』に残された記録によれば、怪獣は、体長1丈6尺(約4.8メートル)で全身が黒く、鼻の低い猿のような顔つきで、1尺(30センチメートル)もある爪を持っていた。

怪獣は、しばらく大きな岩の上に腰掛けていたが、突然、雷のような轟音を立てると、監視中の役人13人(またはそれ以上)が即死してしまい、生還した者達も重病になったという。その後の行方は不明だが、日本に出現した幻獣類のなかでも極めて凶悪な部類とされている。

山口敏太郎によれば、役人が大勢殺害される描写などから、幕府の印旛沼干拓に対する批判や皮肉を込めて、地元住民が創作した目撃談ではないかという。

千葉県八千代市の八千代市立郷土博物館では、2020年(令和2年)の展示でこの怪獣(印旛沼出現怪獣・印旛沼堀割筋出現怪獣とも表記)の立体模型を造り展示している。

記事の「伝承」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。