あやかしを視るα版
自由に使える絵を探しています

一反木綿

読み
いったんもめん
出る土地
鹿児島県

一反木綿(いったんもめん)は、鹿児島県肝属郡高山町に伝わる妖怪。伝承地では「いったんもんめ」「いったんもんめん」とも呼ばれる。

出どころ: ウィキペディア「一反木綿」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

概要

地元出身の教育者・野村伝四と民俗学者・柳田國男との共著による『大隅肝属郡方言集』にあるもので、約一反の木綿のようなものが夕暮れ時にヒラヒラと飛んで、人を襲うとされる。柳田の他の著書にも、夜間に人を襲うという記述がある。首に巻きついたり、顔を覆ったりして窒息死させるともいわれており、巻かれた反物のような状態でくるくる回りながら素早く飛来し、人を体に巻き込んで空へ飛び去ってしまうともいう。ある男が夜に家路を急いでいたところ、白い布が飛んで来て首に巻きつき、脇差で布を切りつけたところ、布は消え、男の手には血が残っていたという話もある。

出没の伝えられる地方では、子供が遅くなるまで遊んでいると「一反木綿が出るよ」と言って戒める風習もあったそうである。また、肝付町では一反木綿がよく現れるといわれる神社があり、子供たちがその神社の前を通るときには、上空を舞う一反木綿が最後尾の子供を襲うと信じられていたため、子供たちは誰よりも先に走って通り抜けたという。

古典の妖怪絵巻『百鬼夜行絵巻』に描かれた妖怪の一つに、手足の生えた布状のものがあるが、民俗学者・小松和彦はこれを一反木綿のルーツにあたるものとの仮説を立てている。

正体

一反木綿の出現時は夕暮れ時とされるが、かつて、この時間帯は親が農作業などで1日中働いており、子供に目を配ることができないことから、一反木綿の話をして、遅くまで遊んでいては危ないと戒めていたものと見られている。また、この伝承地では土葬の際に木綿の旗を立てて弔う風習があり、これが風で飛んで空を舞うこともあったであろうことから、これが木綿の妖怪という伝承に繋がったものとも推測されている。

記事の「概要」・「正体」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。