あやかしを視るα版
ケンムン(記事に載る絵)
絵:ケンムン(記事に載る絵)。Nagoya Sagenta、1850年(Public domain)出どころ

ケンムン

読み
けんむん
別名・土地での呼び名
ケンモン/水蝹
出る土地
鹿児島県
種類
河童

ケンムンまたはケンモン(水蝹)とは、奄美群島に伝わる妖怪。土地ごとに相違があるものの、概ね河童や沖縄の精霊(妖怪)であるキジムナーと共通する外観や性質が伝えられている。

出どころ: ウィキペディア「ケンムン」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

伝承の推移

古くは江戸末期の文献『南島雑話』に「」と記述される。相撲好きで人に逢えば挑戦するとされ(河童と共通)、画では頭に皿があって河童と同様な姿である。かつては人害を及ぼさず、木こりや薪拾いが運ぶのを手伝う、目撃はまれで人家や人っ気の多いところから退散する、と記される。別名「カワタロ」「山ワロ」との付記もみえ、ケンムンの一種に宇婆があるとしている。

昔と今では、ケンムンの概念の変遷が生じている。すでに幕末の頃から、有益無害だという伝承は失われつつあった。時代を経るにつれ、ケンムンは一転して危険で忌避すべき存在となった。木運びを手伝うなどの伝承は語り継がれなくなっている。

概要

ケンムンは、河童の原型が核となっている。金久正(1963年)によって収集された伝承でも、河童的要素が色濃いと評されている。また、本土の河童伝承が加わった部分も否めない。ケンムンはしかし、水の精でもあるが、同時に木の精でもあり、沖縄に伝わる木の精キジムナーとも多くの共通性がみられる。すなわち、海にも山にも目撃される。これは季節によって生息場所を変えるためといわれる。

起源

ケンムンの由来伝説は多々あり、以下の「蛸」の例のほか、福田晃が挙げた4タイプがある:

記事の「伝承の推移」・「概要」・「起源」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。