コロポックル
- 読み
- ころぽっくる
- 別名・土地での呼び名
- コロボックル/トィチセウンク/トィチセコッチャカムィ/トンチ
- 出る土地
- 北海道
コロポックル(アイヌ語: korpokkur)は、アイヌの伝承に登場する小人である。アイヌ語で「蕗の下の人」という意味であると解される。 アイヌ語では [p] と [b] は同一の音素であり区別しないため、コロボックルとも言われる。 アイヌの小人伝説は広く北海道や南千島や樺太に流布しており、名称もこのコポック・コボックのほかに、トィチセウンクやトィチセコッチャカムィやトンチ(これらはみな「竪穴に住む人」の意)などと呼ばれることもある。 またアイヌ人の民俗研究者である違星北斗は、「石の下の人」という意味で、クルプンウンク(Kurupun, unkur)という発音を記録している。
出どころ: ウィキペディア「コロポックル」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。
伝説
アイヌ人の小人伝説は北海道や南千島、樺太に広く流布しており、地域によって差もあるが、大体次のようなものである。
伝説は地域によって差異があり「コロボックルは怠け者でアイヌが彼らに食べ物を与えていた」「コロボックルの手にあった刺青は捕らえたアイヌの人々が奪還を懼れて施したものであって元来からアイヌの風習である」などの変化が見られる。
十勝地方に残る伝説では、コロボックルはアイヌに迫害されたために土地を去ったといわれ、去り際にアイヌに言った呪いの言葉「トカップチ(水は枯れろ、魚は腐れの意)」が十勝の地名の由来とされる。類似の語源説が永田方正の著書『北海道蝦夷語地名解』(1891年)に見え、同書では「幽厲」(原文ママ)を意味するアイヌ語に由来し「昔時十勝アイヌノ強暴ヲ悪ミシ詞ナリト云フ」としている。しかし地名研究者の山田秀三は、十勝アイヌが誇りをもって称した地名であり悪名から生じたとは考え難く、永田の採録した説は他所のアイヌによる民間語源であろうと述べている。
コロポックルの正体
考古学者の瀬川拓郎は、コロポックルの特徴として語られる「交易の際、相手との接触を避ける(沈黙交易)」、「竪穴建物に住む」、「土器を製造、使用し、陶土を求めて他所の地にまで進出する」などの事例が北千島に住むアイヌの習俗と共通することに着目し、さらに北海道から樺太、南千島に広く伝わるコロポックル伝説が北千島に限っては伝承されていないことから、「コロポックルの正体は、北千島のアイヌである」との説を提唱している。
なお北千島のアイヌは、北海道アイヌや和人と大きな体格差はない。
記事の「伝説」・「コロポックルの正体」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。