あやかしを視るα版
濡女(鳥山石燕『画図百鬼夜行』)
絵:濡女(鳥山石燕『画図百鬼夜行』)。鳥山石燕、1776年(Public domain)出どころ

濡女

読み
ぬれおんな
出る土地
島根県

濡女(ぬれおんな)は、日本の妖怪。

出どころ: ウィキペディア「濡女」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

概要

九州の妖怪・磯女に近いもので、磯女同様に海や川に現れるという。名称は、常に髪が濡れているという伝承に由来する。ウミヘビの化身とする説もある。

江戸時代の『百怪図巻』『画図百鬼夜行』などで蛇体の女の妖怪として多くの妖怪画が残されていることから、当時はよく知られた妖怪だったと考えられているが、蛇体としての濡女の話は、当時の古典資料では確認されていない。しかし昭和初期の民俗学者・藤沢衛彦の著書『妖怪画談全集 日本篇 上』によれば、参考とされた一次出典の名は挙げられていないものの、江戸時代の文久2年(1819年)の話として以下のように記述されている。

この話においては濡女の姿は直接描写されていないものの、尻尾が3町先まで届くということから、蛇体の姿と考えられている。同様の話は山田野理夫の著書『東北怪談の旅』や、文学博士・笹間良彦の著書『図説・日本未確認生物事典』にも見えるが、共に一次出典となる資料の名は挙げられていない。

濡女の伝承

島根県石見地方でいう「ヌレオンナ」は、「牛鬼」に使われる水妖で、海辺に現れ、抱いている赤子を人に渡して海に入ると、牛鬼が現れる。頼まれた人間は、赤子を投げ捨てて逃げようとするが、赤子が重い石になって離れない。その為牛鬼に喰い殺されてしまうと伝えられる。従って、赤子を抱かされたときは手袋をはめて抱き、逃げるときは手袋ごと赤子を投げ出すものだと云う。また濡女は牛鬼の化身との説もあり、島根の大田市の伝承では、濡女に赤子を預けられた男が牛鬼に襲われ、どうにか逃げ切ったところ、牛鬼が言った「残念だ、残念だ」との声が濡女と同じ声であったという。

記事の「概要」・「濡女の伝承」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。