
長壁姫
長壁姫(おさかべひめ)は、日本の妖怪。姫路城に隠れ住むといわれる女性の妖怪である。小刑部姫、刑部姫、小坂部姫とも。
出どころ: ウィキペディア「長壁姫」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。
由来
姫路城が建つ姫山には「刑部(おさかべ)大神」などの社があったが、豊臣秀吉は築城にあたり刑部大神の社を町外れに移した。この社の祭神が具体的にどの様な神であったかは諸説あり不明だが、やがて、城の神であり、城主の行いによっては祟ると考えられた。これに関しては次のような事件がある。関ヶ原の戦い後に新城主となった池田輝政は城を大規模に改修したが、1608年に新天守閣が完成するころ、さまざまな怪異が起こり、「命が惜しければ城の丑寅に八天堂を建立して大八天狗を祀るようにせよ」などと警告する「天狗の書状」が発見された。1611年にはついに輝政が病に臥してしまった。池田家では円満寺(現:兵庫県多可町)の明覚らを招いて天守で祈祷を行わせたが、明覚は天狗の書状通りに八天堂を建立することを勧めたので、池田家では城内鬼門に八天堂という仏堂を建立した。また、輝政の病が刑部大神の祟りだという噂が流れたため、池田家は八天堂に刑部大神を遷座した。
これが「おさかべ」の由来である。ただし初期の伝説や創作では、「城ばけ物」(『諸国百物語』)などと呼ばれ名は定まっていなかった。
この刑部明神が多くの誤伝を生み、稲荷神と習合するなどして、天守閣に住むキツネの妖怪という伝承が生まれたとする説もある。
民俗学研究所による『綜合日本民俗語彙』では、姫路から備前にかけての地域ではヘビがサカフと呼ばれることから、長壁を蛇神とする説が唱えられている。
『諸国百物語』では性別もはっきり決まっていなかった(男女含むさまざまな姿で現れた)が、やがて女性と考えられるようになった。これには「姫路」からの連想があったと考えられる。
記事の「由来」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。