あやかしを視るα版
おとろし(鳥山石燕『画図百鬼夜行』)
絵:おとろし(鳥山石燕『画図百鬼夜行』)。鳥山石燕、1776年(Public domain)出どころ

おとろし

読み
おとろし
出る土地
秋田県

おとろしは、佐脇嵩之の『百怪図巻』などの妖怪絵巻や、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』(1776年)にある日本の妖怪。

出どころ: ウィキペディア「おとろし」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

概要

江戸時代の『百怪図巻』(1737年,佐脇嵩之)、『化物づくし』(画家・制作年不明、加賀谷れい所蔵)、『化物絵巻』(画家・制作年不明、川崎市市民ミュージアム所蔵)、『百鬼夜行絵巻』(1832年,尾田郷澄、松井文庫所蔵)などの絵巻や、絵双六『十界双六』(国立国会図書館所蔵)、『画図百鬼夜行』では、長い髪におおわれ、顔に前髪をたらした姿で描かれている。いずれにも名称以外の解説文が一切なく、どのような妖怪を意図して描かれたかは不明である。

伝承

絵巻物には名称以外の解説文が一切なく、それについての民間伝承を記載した書物も存在しないため、どのような伝承がされていたのかは不明である。

昭和・平成以降の妖怪関連の文献や児童向けの妖怪図鑑でおとろしは、神社で不心得者や悪戯をする者を見つけると突然上から落ちてくると解説されている。また、作家・山田野理夫は『東北怪談の旅』(1974年)に「オトロシ」と題し、福島県で一度も寺の参拝などをしたことのない不信心な者が、母の葬式に寺の門をくぐろうとしたところ、突然太い腕に捕まえられて吊し上げられたという話を収録している。村上健司はこれらの解説にある内容を伝承に確認することは出来ず、石燕の『画図百鬼夜行』に描かれたおとろしの絵(鳥居の上に乗っている)から想像したことに過ぎない創作であると指摘している。

記事の「概要」・「伝承」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。