パウチカムイ
- 読み
- ぱうちかむい
- 出る土地
- 北海道
パウチカムイ ()は、アイヌ民話に伝わる淫欲を司るカムイ、または淫魔。
出どころ: ウィキペディア「パウチカムイ」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。
概要
アイヌ語では、ウコパウチコロ ( / )と言えば性行為を行うという動詞であるが、 これは直訳すると 「互いに」+「パウチを」+「持つ」の意味である。
パウチカムイは普段はカムイの世界にあるススランペッ川( / )の畔に居り、男も女も皆全裸で踊りながら過ごしているという。そして彼らが踊りながらヤナギの葉を川に投げ入れると、それは魚のシシャモになる。ちなみにアイヌ語ではヤナギの葉はスス・ハム ( / )と言い、シシャモはスサム( / )あるいはスシャムと言う。これらの言葉とススランペッとの語呂合わせに由来する伝説と思われる。
ホロベツではシシャモはパウチカムイの魚として恐れられ、他人に渡す時にも直接手渡さずに投げて寄越し、シシャモの料理を客人に振る舞う時にもまず一掴み客の前に投げ散らしてから改めて客膳を出す習慣があった。
また、知里真志保の説によれば、このススランペッとは 即ち「巫・神・川」の転訛であるという。樺太の古謡ではとは巫女を指す言葉であり、またその巫女に神掛かる憑神をも指した。現在のパウチカムイはこれの零落した姿であるという。
彼らは時々人間界にも現れて踊り人間たちを男女問わず誘惑する。そしてその誘惑に乗ったり、パウチカムイの踊りを見たりした者は騒がしく淫乱な性格になり、衣服を脱ぎ捨て全裸になり走り回る等の奇行に走るようになるという。また、パウチカムイは集団で全裸で踊る姿が目撃され、人間を誘惑してはこの踊りの仲間に加えることもある。またパウチカムイは個人に取り憑いてその性格を一変させる事もある。例えば人間が浮気をするのもパウチカムイが取り憑いたためだとされる。
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