あやかしを視るα版
山本五郎左衛門(Inou Mononoke Roku)
絵:山本五郎左衛門(Inou Mononoke Roku)。Kashiwa Seiho、1783年(Public domain)出どころ

山本五郎左衛門

読み
さんもとごろうざえもん
出る土地
広島県
出る場所
山/家

山本五郎左衛門(さんもと ごろうざえもん)は、江戸時代中期の日本の妖怪物語『稲生物怪録』に登場する妖怪。 姓の「山本」は、『稲生物怪録』を描いた古典の絵巻のうち、『稲生物怪録絵巻』を始めとする絵巻7作品によるもので、広島県立歴史民俗資料館所蔵『稲亭物怪録』には「山ン本五郎左衛門」とある。また、『稲生物怪録』の主人公・稲生平太郎自身が遺したとされる『三次実録物語』では「山本太郎左衛門」とされる。

出どころ: ウィキペディア「山本五郎左衛門」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

概要

妖怪の眷属たちを引き連れる頭領であり、魔王に属するものとされる。平田神社所蔵の妖怪画では、三つの目を持つ烏天狗の姿として描かれているが、天明3年刊『稲亭物怪録』(慶應義塾大学三田メディアセンター所蔵)によれば、自分は天狗の類でも狐狸の類でもないと語っている。

寛延2年(1749年)、備後国三次(現在の広島県三次市)において、稲生平太郎(三次藩の実在の藩士・稲生武太夫の幼名)を、30日間におよび様々な怪異を起こして脅し続けたが、平太郎は耐え続けた。そして7月30日に1ヶ月間の怪異の締めくくりとして、裃を着た40歳ほどの武士の姿で平太郎の前に姿を現して名を名乗り、自分は神野悪五郎(しんの あくごろう)と魔王の頭(かしら)の座をかけて勇気ある少年を100人驚かせるという賭けをしていたことを語った。そしてインド、中国、日本と渡り歩いて、86人目に平太郎を驚かそうとしたが、平太郎がどうしても驚かなかったため自分の負けとなり、自分はまた最初からやり直しをせねばならないと言って、平太郎の気丈さを褒めたたえた。そして、自分はもう怪異を起こすことはないが、今後、平太郎が悪五郎に襲われた場合には、これを打ち鳴らせば自分が現れて力を貸すと言って、木槌を平太郎に与え、妖怪たちを引き連れて去って行った。この木槌は広島市東区の國前寺に寺宝として後に伝えられている。

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