あやかしを視るα版
豆腐小僧(竜斎閑人正澄『狂歌百物語』)
絵:豆腐小僧(竜斎閑人正澄『狂歌百物語』)。竜斎閑人正澄、1853年(Public domain)出どころ

豆腐小僧

読み
とうふこぞう
種類
童の怪

豆腐小僧(とうふこぞう)は豆腐を持っている子供の姿をした日本の妖怪。主に江戸時代後期以降の草双紙や錦絵などに描かれている存在である。

出どころ: ウィキペディア「豆腐小僧」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

概要

頭に笠をかぶり、盆にのせた豆腐を乗せた姿で描かれる。顔は、人間の子供そのままのタイプや、一つ目であるタイプなどが見られる。豆腐小僧の絵に見られる豆腐は、紅葉豆腐(こうようどうふ)と呼ばれる、紅葉の葉のかたちが浮き出た豆腐が描かれていることが多い。これは江戸時代後期に実際に販売されていた豆腐である。

民俗学的な採集や昔話、当時の随筆、奇談集などの文脈上では豆腐小僧についての出現譚などがほとんど確認されていないことから、豆腐小僧は江戸時代に草双紙の上で描かれた創作上の妖怪であると見られている。豆腐小僧は安永年間(1772年-1781年)から確認する事が出来、幕末から明治時代にかけては、凧、すごろく、かるたなど「おもちゃ絵」の中で描かれてる妖怪として親しまれていた。川柳や狂歌、歌舞伎などにも見ることが出来る。

豆腐小僧は、買って来た豆腐や酒を持ち運んでいる子供の姿で現われる妖怪として草双紙では描かれており、雨の夜などに人間のあとをつけて歩くこともあるが、特にひどい悪さをしたりはしないと扱われている。そのため、ストーリー上は、人間に相手にされることもない、お人好し・気弱・滑稽な役回りの登場キャラクターとして設定されている事が多い。黄表紙では、や、恋川春町『妖怪仕内評判記』(1779年)では、イタチが化けたもの、北尾政美『夭怪着到牒』(1788年)では、大頭小僧という名前の妖怪が豆腐小僧の特徴で描かれており、父は妖怪の総大将・見越入道、母は轆轤首などと作中設定が付けられている。また、ほかの妖怪たちにいじめられているストーリーの例もある。

記事の「概要」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。