あやかしを視るα版
産女(鳥山石燕『画図百鬼夜行』)
絵:産女(鳥山石燕『画図百鬼夜行』)。鳥山石燕、1776年(Public domain)出どころ

産女

読み
うぶめ
別名・土地での呼び名
産女、姑獲鳥
種類
鳥/女の怪

産女、姑獲鳥(うぶめ)は日本の妖怪である。難産で死んだ女性の霊が妖怪化したものとされる。 姑獲鳥(こかくちょう)は、『本草綱目』にみえ、中国の怪異であるが、これに日本での伝承が合わさって語りつがれている。

出どころ: ウィキペディア「産女」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

概説

は、産婦が死んで妖怪と化すものである。一説では、懐妊して出産せずまま死んだ女性をそのまま埋葬し、その後に子供が生きて生まれた場合に魂魄が変化したなれの果てだという。腰より下は血に浸かって弱々しく、行きすがりの人に子を「負うてたまわれ」と請うが、拒否せずに子を抱えてやれば、なにかの恩恵(怪力を授かるなど)にあずかると、『奇異雑談集』(貞享4/1687年刊)にみえる。もし逃げれば祟られて高熱を発し、死に至ることもあるという。さらに怪談仕立てな話では、その子を抱えるとだんだんと重くなったり(石よりも重くなる等)、石塔、木の葉に変じたり、地蔵になったりする。

多くは血に染まった腰巻きを纏う姿で江戸期の絵師の妖怪画に描かれる(参照)。上述したように、「うぶめ」は産死した婦人より生じた化生で、下血に腰下が染まった姿である、と世俗に言い伝わる。

中国の妖怪で、羽を脱いで女性の姿になれる怪鳥、との同一視、習合がおこった。日本、とくに九州でもの姿や声をしていると伝わっており、小雨ふる暗い夜,燐火をともない出現する、と『和漢三才図会』にみえる。は産婦の死霊が鳥の形に変化したもので、子供欲しさに人の赤子を奪いにくるとも解説されている。

攫った子供に乳を飲ませようとする習性があり、乳母(めのと)に似るのでの異名があると『奇異雑談集』に説かれるが、明代の『本草綱目』に描かれる(胸に両乳ある鳥で、「喜んで人の子を取って養い自分の子とす」)を参照にしている。

記事の「概説」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。