あやかしを視るα版
山姥(鳥山石燕『画図百鬼夜行』)
絵:山姥(鳥山石燕『画図百鬼夜行』)。鳥山石燕、1776年(Public domain)出どころ

山姥

読み
やまうば
種類
鬼
出る場所
山

山姥(やまうば、やまんば)は、奥山に棲む老女の怪。 日本の妖怪で、山に住み、人を食らうと考えられている。 山の中で道に迷った旅人に宿を提供し、最初は優しい婦人の姿で食事を与えるなどするが、旅人が夜に寝たところで食い殺すと伝えられる。グリム童話に出てくる森の奥に住んでいる魔女のように、飢餓で口減らしのために山に捨てられた老婆などの伝承が姿を変えたもの、姥捨て伝説の副産物と解釈する説もあり、直接、西欧の魔女に当たるものという説もある。

出どころ: ウィキペディア「山姥」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。

山姥の説話

「山母」、「山姫」、「山女郎」とも呼ばれ、宮崎県西諸県郡真幸町(現えびの市)の「ヤマヒメ」は、洗い髪の姿で、美声で歌うという。岡山県の深山に棲む「ヤマヒメ」は、20歳ほどの女性で、眉目秀麗で珍しい色の小袖に黒髪、出会った猟師が鉄砲で撃ったが、弾を手でつかんで微笑んだと伝えられる。東海道や四国、九州南部の山地には、山姥とともに山爺(やまじじい)がいる、山姥と山童が一緒にいると伝え、山姥を「山母」、山爺を「山父」と呼ぶこともある。静岡県磐田郡の某家に来て休んだ「ヤマババ」は、木の皮を綴ったものを身にまとった柔和な女で、釜を借りて米を炊いたが、2合で釜が一杯になったという。特に変わったところもなかったが、縁側に腰掛けたときに床がミリミリと鳴ったという。八丈島でいう「テッジ」(テッチとも)は、神隠をしたり、一晩中、あらぬところを歩かせたりするが、親しくなると秣(牛馬の餌にする草)を運んでくれたりする。行方不明の子供を3日も養ってくれたこともある。体に瘡が出、乳をたすきのように両肩に掛けるという。香川県では川にいる山姥を「川女郎(かわじょろう)」といい、大水で堤が切れそうになると「家が流れるわ」と泣き声のような声をあげるという。静岡県周智郡春野町(現・浜松市)熊切には「ホッチョバア」という山姥が伝わり、夕方に山道に現れるほか、山から祭りや祝い事の音が聞こえてくる怪異はこの山姥の仕業とされた。長野県東筑摩郡には「ウバ」という、髪が長い一つ目の妖怪が伝わり、その名前から山姥の一種とも考えられている。

記事の「山姥の説話」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。