
ザン
- 読み
- ざん
- 絵の本
- 記事に載る絵
ザンは、鹿児島県奄美群島および沖縄県での伝承上の魚、またはジュゴンのこと。「ザンノイオ」ともいう。 名称についてはジュゴン#名称も参照のこと。
出どころ: ウィキペディア「ザン」(CC BY-SA 4.0)。記事の冒頭の要約。
伝説
沖縄出身の民俗学者・上勢頭亨の著書『竹富島誌』によれば、石垣島ではザンは美女の上半身と魚の下半身を持つ人魚とされ、ザンが津波を予言したという伝説が以下のように述べられている。
石垣島の野底村(現・石垣市)でのこと。ある夜遅く、漁師3人を含む若者たちが浜で遊んでいたところ、海の向こうから女の声が聞こえてきた。翌朝、その漁師3人が声の主を確かめようと船を出し、網を放ったところ、ザンが捕らえられた。漁師たちは喜んでザンを持ち帰ろうとしたものの、ザンが「私は海の外では生きられません」と涙ながらに命乞いをするので、漁師たちはザンを海へ帰してあげた。ザンは逃がしてくれた御礼にと「間もなくこの村に津波がやって来ます。早く山へ逃げて下さい」と告げ、海へ消えて行った。
3人は大急ぎで陸へ引き返し、人々にザンの告げたことを知らせて回った。付近の白保村では誰にも信じられなかったが、かろうじて信じた野底村の人々は3人と共に山へ避難した。
その日の夕刻。黒雲が立ち込めると共に、水平線の彼方から巨大な壁のような大津波が押し寄せてきた。山へ逃げた野底村の人々は生き延びたものの、お告げを信じなかった白保村の人々は皆、この大津波に飲み込まれてしまった。これが、日本最大の津波ともされる1771年(明和8年)4月24日の八重山地震の津波(明和大津波)だったという。
記事の「伝説」の節から。長い節は700字で切っています——続きは記事で。